SG03Jマジェスティ ブレーキマスター修復

マジェスティのブレーキマスターのサイトグラスが曇っていたので、グラスの交換を検討。

マスターキャップのボルトが舐めかけだった事もあってか、1つは無事舐めてしまった。

インパクトドライバーを使って外そうとした際、固着が酷かったためかネジのヘッドが折れるという、左右キャップボルト計4つのうち2つがそのような状態に。

画像はネジが舐めたほうの画像。向かって右側がそれ。手順としてはドリルでネジに穴あけ、逆タップで除去を敢行するも失敗、ネジのヘッドを削ってネジの剛性を弱め、バイスプライヤーで挟んで無理やりネジを折り、キャップを外した状態のもの。無事外れました。

外れた状態。右側の折れたネジの先が見えるのがそれ。ネジに穴が見えるのはドリルで穴を開け逆タップで外す格闘をした痕。この微妙に先端が残っている部分をバイスプライヤーで挟んで回れば良かったのですが、上手く回らなかったので最終手段として、ネジ自体をドリルで削り取る事に。

こんな感じで格闘。結局外れなかったので、削りきってタップでネジ山を切るという手法に。

サイトグラスのくもり。

グラスにドリルで穴を開け、ラジオペンチで摘んだり、ピックツールでこじったり破壊するレベルで外して

穴を清掃して

サイズの合うサイトグラスとOリングを用意して

色塗ってからグラスを打ち込んで完成。ネジもOK。



チューブレスタイヤのパンク修理

身内のものから車がパンクしているみたいだから見て欲しいとの事で、見に行ったらタイヤは確かに潰れてはいたもののまだ空気が残っているようだったので、釘などを踏んで徐々に空気が抜けていった感じかなと想定。

話を聞くと数日前に車のどこからかは分からないけど変な音を聞いたみたいな話をしていたので、多分エアーがかなり抜けた状態で走った際に出るタイヤのきしむ音だったんだと思う。

早速タイヤを外してトレッド面を見ると

結構なものが刺さっておりました。この画像はトレッド面にキレイに埋まっていた状態からある程度抜いた状態で撮りましたが、刺さっているものはネジ状の螺旋が切ってあり、それが抵抗となってここまで引き抜くのもかなり苦労をしました。

早めに螺旋構造になっている事に気がつけば、ネジを外す感覚で回せば割と楽に抜く事ができたのかなとも思ったり。今後は引き抜きにくかった場合は回して見る事にしよう。

抜いたものがこれ。

なんでしょうかね。今からパンク穴を拡大するのに使うリーマーにも似てます。今回は右前のタイヤがパンクしてたのですが、どうやって刺さったんでしょうかね。良くフロントタイヤで落ちている釘など巻き上げリアタイヤで踏んでしまうとは聞きますが。

とにかく穴の拡大と整形。紐状のパンク修理剤を使うのですが、修理剤がキッチリ通るようにそこそこ大きめに穴を広げ整えます。穴が狭いと修理剤を押し込む時にかなりの抵抗になり、捻って押し込んだりして修理剤切れてしまっては意味が無いので、パンクなのに穴を広げるの?的な葛藤を抑え込んで広げます。ある程度広げたらリーマーにゴムのりを塗布するなどして穴に通し、穴の内側にゴムのりが着くようにします。

ゴムのり。

調べてみると硫化物という加硫促進剤が入っていて、加硫によりゴムの分子同士を結びつけ同化させて密着させる働きがあるもよう。

パンク修理剤を針に取り付け

こちらにもゴムのりをふんだんに着け

穴に刺し余った修理剤を少し残しカットしたら完了。タイヤ内で修理剤が輪っかになっている事が重要で、中で切れてしまってただ二本の紐が刺さっている状態だと、タイヤの空気圧に併せてタイヤが回る際の遠心力で取れてしまう事も。大昔にやったことがあります。ちなみにパンク修理は久々で、穴の拡大にビビって拡大が不十分だったため、一本修理剤を駄目にしました。タイヤ表面に修理剤の跡がたくさんついているのはその格闘の痕です。修理剤を差し込む画像がないのも余裕がない表れです。穴の拡大と整形が重要なポイントだと思います。

PCX125 JF28 ピストンピンサイズ

エンジン焼き付きでシリンダとピストンの交換の必要がある車体なのですが、焼き付きの時によくあるのがピストンピンのコンロッドヘのかじり付きで、こうなるとピストンピンを抜くのがものすごく大変です。

ピストンピンプーラーという工具を使って抜くことになるのですが、ピンサイズを把握して適切なサイズのボルトを使う必要があります。その前準備段階のピンサイズ測定です。

ピンは新品のものを使って計っています。

内径8.51mm

外径12.96mm

備忘録として記載しております。

JF28-10~

品番 13111-KWN-900

DA52T キャリイトラック ブロアモーター交換

キャリイトラックのヒーターの風が出てこなくなったので、ゆっくり回ったり動かなくなったりしてたブロアモーターを交換

運転席側から覗いたブロアモーターです。ネジ3本でとまっています。

赤丸内がネジでこの三本と矢印先のコネクタを外して、ブロア本体を右に捻ればブロアモーターは外れます。

右が外した古いもの。左が新品。

新しいやつはコネクタがコードで延長されています。

対して元からついていたのはボディにコネクタがついています。その程度の違いでコネクタ形状は一緒です。

新しいのは社外品で結構な種類の車種に適合するようです。

あとは新しいものを元の位置に差し込んで左に捻って取り付けて、ネジ三本とコネクタを止めて終了。

作業自体は難しくないですが、運転席足下の狭いスペースなので多少やりにくい程度でしょうか。

この冬まっただ中、温風が出ないのは辛いので、急いで交換しました。無事温風も出て快適です。